2023/06/07
浴衣姿の女 2の二
浴衣姿の女は、唇を割られ、舌を吸われ、やわらかで豊かな胸を揉まれながら、
男の手が、浴衣の裾へと延びていき、その裾を左右にわり、はらりと裾が床に落ちています。
なめらかな女の肌を楽しみながら、太腿を手で撫で上げら、抵抗できないように、
女の両手は、男の手によって女の頭の上で押さえられていては、
抵抗もしようがないように、追い込まれてしまいます。
女の内ももの肌感触を楽しみながらじわじわと、奥へ奥へと、進んでいく手を阻む、
最後の手段として、固く両膝を閉じて、太腿と太腿を合わせて、侵入を防ぐことに、
成功するのです。
しかしこの女を支配するために何度も何度もこういう場面を経験してきた男には、
慌てることなく、舌と舌を絡めあいながら、乳首を再び摘まみ、ねじり上げ、
女の喘ぎ声が徐々に大きくなり、さらに耳たぶに甘噛みされると、
女の膝頭の締め付けがじわっと緩んだそのすきに、ゆうゆうと指を蜜つぼへと、
滑り込ませて、大変な抵抗をしていたのが嘘のような、濡れてしまっている秘部へ、
肉ひだから更に大切な部分へと、指の関節全てを埋め込んで膣壁をこすり上げていくのです。
女は指で女の性を刺激され続けられ乳首をこねられるたびに、男の指で快楽の淵を、彷徨わされているのです。
浴衣姿の女を、ソファーからふっくらしているカーペットへ移動させ、
肩肘をつかせ前を見すえるように横たえさせているので、前に見えるのは、
テーブルの椅子に座っている、夫とその友人です。
今まで妻に数々の性妓を教え、快楽のとりこにさせて来たこの男は、
横たわっている女の後ろへ、へばりつくように密着しながら、
女の襟をじわじわと、ふくよかな胸が見え隠れするほどに、広げて、
浴衣の脇から乳房を揉み、乳首を掴み、女のかすかに漏れてきた、善がり声を楽しむように、
耳元へ、ほらこんなに乳首が、固くなってきちゃったぞ。
などと女が恥ずかしがるような言葉をかけ続けているところで。
浴衣の裾をわり、太腿が露になてしまい、手で裾を直そうとする女の手を払いのけ、
おもむろに、女の顔を捩じるように男の方に向かせ、男の舌を女の口に突っ込むように、
唾液を吸い、舌を絡ませ、女を喘ぎさせながら、漏れ聞こえる鳴き声が、
聞こえてくるようになってしまったんです。